「じんけん」についての研修を行いました
園内で「じんけん」についての研修を行いました。
昨今、保育にかかるニュースがあまり好ましくない方向で取り上げられることが多くここ心が痛みますが、その背景には本来大事にされるはずの子どもたちの人権というものが軽んじられていると感じます。
保育の配置基準が何十年も変わっていないということも子どもたちの権利がないがしろにされて「右向け右」の世界で物事が語られていた結果なのかなとも感じます。
虐待事案なども本当に遺憾ですが、この背景にそういった「相手を尊重すること」がないがしろにされていた体質があったんではないかなとも思います。
日本は国連で採択された「子どもの権利条約」を1994年に批准しています。そこから約30年。本来であれば当たり前にしていかなければいけないことがまだまだ国としてあると思います。
ぽけっとランド赤羽保育園では常日頃から選択する権利や、プライバシーなどの大事にするようにみんなで話し合ってきましたが、昨今の社会の背景も見ながら今一度職員で「じんけん」について園内研修を行いました。
テーマはポーランドの医師がかつていった言葉で「子どもではないそこにいるのは人間である」というものがあり、それを読んでグループごとに何を感じ、考えるかというものを話し合いました。
そんな話の中で「大人の都合で行動を制限されるものではない」「思いが尊重されるべき存在」「子どもだからという理由で意思決定を否定しない」など改めてみんなで考えることができました。
実際に保育に落とし込むには体制上難しい場面もあるかもしれませんが、こういった思いを胸にとどめ保育をしていくことがとても大事だなとつくづく思います。
園の理念でもある「個を受容し共感するなかで主体性をはぐくむ」というものを体現していくためにもこの「じんけん」というものを考ええることはとても重要なのでこれからも定期的に行えればと思います。
園見学・説明会予約
大切なお子様を預かる場所です。ぜひ、お子様と一緒に見学に来て下さい。
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