9月のほけんのおはなし
「9月のほけんのおはなし」
今月のテーマは<鼻かみ(幼児クラス)>でした。
3歳ころになると鼻をかめるようになってきますが、まだまだ自立には程遠いです。
鼻かみの「ほけんのおはなし」では、紙とビニール袋の端で作った、手作りの鼻風船を使用して片方の鼻から息を吐けるよう練習しました。中には、鼻から息を吐くのが難しい子もいましだが、少しずつできるようになっていけるように、大人が援助をしつつ、自立につなげられるようにしたいと思っています。鼻風船で風船を膨らませられた子は、「こんなのがでてきたよ!」「できた!!」と嬉しそうに見せてくれました。
また、鼻をかむ際には、片方ずつ、力いっぱいかまない、ということに注意しながらかめるように練習しました。
おはなしの最後に、なんで力いっぱいしちゃいけないんだっけ??と復習すると、ちゃんと「おみみがいたくなっちゃう」「はなぢがでちゃう」と答えられていました!
4歳児クラスでは、鼻水は、ばい菌を体の中に入れないように、外に出す水道の役割だよ、とお話し、同じように鼻風船で練習しました。4歳児クラスの子は、ほとんどの子が風船を膨らませることができ、お友だち同士で風船に描かれている絵を見せ合いっこしていました。
また、4・5歳児クラスでは、いまい かずあき著「はないきおばけとくちいきおばけ」の絵本の読み聞かせも行いました。
5歳児クラスでは、鼻をかまないと副鼻腔炎や中耳炎という病気になること、鼻が詰まり、鼻で息ができなくなり、口で息をすることになるとどうなるか・・・
◆口が乾燥し、唾液の分泌が減少することにより虫歯になりやすくなる
◆ばい菌が口から入りやすくなるため、病気にかかりやすくなる
◆口の中でバイキンが増え、息が臭くなる(一番「ゲェ~~~」と嫌そうな声が聞こえました・・・)
といったこともお話しました。
そして、さすが5歳児さんたち、全員しっかりと風船を膨らませることができました!!しっかりと膨らませた鼻風船が嬉しかったのか、多くの子が「もってかえってもいい?」と聞いてくれました。
毎回最後の質疑応答では、3・4歳の子はほとんどが感想ですが、5歳児さんはしっかりと質問の意味を理解し、「鼻風船に鼻水が入ったらどうするの?」など、疑問を投げかけてくれました。その中で一人の子が小さな声で質問してくれました。なかなか聞き取れなかったため、分からないことを聞くのは恥ずかしいことじゃないよ、と声をかけると、声を大きくして「どこからばいきんが はいってくるのか わからなくなっちゃった」とのこと。分からないことが少し恥ずかしくでも、しっかりと自分の疑問を解消・解決できるように勇気を出してくれた子は、とてもかっこよかったです!
絵本の中で、口呼吸を鼻呼吸に改善していく、「あいうべ体操」というものがあり、子どもたちみんなで練習してみました。顎が外れそうなくらい大きな口で上手に練習できたので、あいうべ体操を行って鼻呼吸が習慣づくようになれると良いです。
ご家庭でもお風呂に入っている時など、親子の時間でお子様と一緒にやってみてはいかがでしょうか??
大人も最近マスク生活で口呼吸になりがちです、ぜひどうぞ!
鼻水をかまずに“くちいきおばけ”になっていないか、こまめにみんなでチェックしていきたいと思います。
次回、10月は「手洗い(2歳児クラス)うがい・咳エチケット/感染症について(幼児クラス)」の予定です!
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