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2月のほけんのおはなし

「2月のほけんのおはなし」

 

今月のテーマは<手洗い(1歳児クラス)、手洗い/復習(幼児クラス)、危険と安全について(4・5歳児クラス)>でした。

 

☆手洗い(1歳児クラス)、手洗い/復習(幼児クラス)

1歳児クラスは初めてのほけんのおはなしです。

しっかりと椅子に座って待ってくれている子ども達、何が始まるのかな?と若干緊張した面持ちが見られます。2歳児クラスの子の時よりも簡潔に実施しました。子ども達自身に手を見てもらい、「バイ菌さん見える??」と聞くと、はっきりと「みえないよ!」と答えてくれます。0歳児クラスから、1語文、2語文と増えてきますが、語彙がまだ少なくても、「見える?」と聞くと、じっと自分の手を見つめてみる姿もあり、1歳児クラスも後半になると、言葉でのやり取りが成立するようになってきます。

魔法の虫眼鏡で見てみると、バイ菌が見える、というおなじみの可視化したものですが、「みてみて!」と順番を待てずに見てほしがる子もいれば、理解力の高さや、想像力の豊かさによって、バイ菌を怖いと思い、見たがらない子もいました。見るのが怖い、と思っている子は、さりげなくお友達にお先にどうぞ、と言わんばかりです。もちろん怖がっている子どもに無理やり見せるということはしないので、「後でにする?」「お友達の見てみる?」「見なくても大丈夫だよ。」と声をかけています。

その後、おねがいカメさんの紙芝居と、手洗い歌を行い、実際に水道で手洗いを行っています。まだまだ大人の援助が必要ですが、手洗いを終えると「ばいきんさん いない?」「やっつけた!」「ぴっかぴか」とそれぞれ喜んでいました。怖がっていた子も、一緒にバイ菌なくそうね、と声をかけて手洗いをすると、「もう いない?だいじょうぶ?」と確認していました。最後に綺麗になった手をもう一度魔法の虫眼鏡で見て、バイ菌がいなくなっていることを確認すると、両手を挙げて喜んでいました。歌を歌いながら手洗いを行うと、衛生的手洗いを子どもも覚えやすいのでぜひ取り入れてみてください。

幼児クラスは夏に手洗いのお話を一度しており、今回は復習でした。改めて手洗いについて意識を向けられるように、と1回目の時とは違った内容でお話しています。

3歳児クラスでは、魔法の虫眼鏡でバイ菌を可視化して見る、と、「みたくない。。」と怖がっている子もいましたが、隣に座っている子のを興味深そうにのぞき込んで見ていました。

4・5歳児クラスでは、前回は手洗いチェッカーで洗い残しのみ見てみましたが、今回は洗っていない状態だとどうなっているのか、というのをチェッカーで見て、再度手洗いを行った後に洗い残しを見てみました。

最初に洗っていない状態では、手が真っ白に光って見えるのですが、洗った後も洗い残しがあれば光って見えます。一人ひとり、自分の洗い残しの光っている部分を見て、お友達同士で残っていた部分のお話をしていました。

4歳児クラスだと、手洗いをしっかりして、洗い残しをないようにしよう、というよりは、もう1回見たい!という気持ちの方が強く、洗い残しが目立つ子が多かったですが、5歳児クラスの子ども達だと、その先をより見越して行動できるようになってきているので、洗い残しがないように、入念に、入念に洗って「たぶん だいじょうぶ!」「ひかってないはず!」「じしんあるよ!」などと言いながら、洗い残しを確認していました。「あ~まだのこってた~」「ゆびがひかってる~・・・」と残念そうな声を出しながら、洗い残しを確認していました。

 

 

☆危険と安全について(4・5歳児クラス)

危険と安全についてのほけんのおはなしでは、浅草消防署より借りてきた防災教材を使用しました。日常に潜んでいる危険な場面の紙芝居と、パペット人形を用いてお話しました。

公園の滑り台やブランコ、外出先でも身近にあるエレベーターやエスカレーター、お家の中でも浴室や、洗濯機など様々な場面でパペット人形の男の子が危険な状況に遭っているのですが、子ども達に「何が危ないの?どうして?」「楽しそうだと思ったから、いいじゃん!」「大人が見てなかったから、こっそりやってみたんだよ」などと、パペット人形に喋らせると、「だめーーーー!!!!!」ととても大きな声で叱られたパペット人形・・・

 

「高いところから下を見たら、落っこちちゃうんだよ!」

「頭 こっせつ しちゃうよ!!」

「大人がいない時の方があぶないよ!!!」

 

と、4歳児の子たちもたくさん、何が危険か、危険なことをしたらどうなるのか、という

<危険予知>がしっかりとできていました。

 

◆洗濯機の中が動いているのが気になるのであれば、蓋をして外から見れば良い。

◆滑り台で滑っている途中に下が気になり、身を乗り出してまで下を見たいのであれば、滑り台の階段を上がって、柵のある安全なところから見れば良い、下に滑り降りてから見れば良い。

とても具体的にお話ししてくれました。

 

5歳児クラスの子どもたちは、危険についての理解力はあります。一方で、大人のものに対して、悪いと思いながらも経験したいという、より深い興味も出てくるため、陰でこっそりと手を出してしまうことがあります。お酒や、タバコは絶対に大人のものだ、と分かりながらも、乳児期ではただ大人の真似をする、という行為から、幼児期になると想像力も豊かになるため、どんな味がするのだろう? 煙を口から出してみたい という具体的な興味が湧き、大人が見ていないところでテーブルの上に置きっぱなしにされているお酒や、タバコに手を伸ばしてしまう危険性があります。そのため、この危険と安全のほけんのおはなしでは、どんなに少しでも子どもの体には毒であり、とても危険であるという話をしています。「死にはしないでしょ」という声が聞こえてきました。それは、大人が日々手にしているからですね。大人がお酒を飲んでも、タバコを吸っても、その場で死に至るような猛毒ではないため、危険性が認知されにくいです。そのため、「どうせだいじょうぶでしょう」という安易な考えを持たないように、真剣にとても危険なものであると説明しています。

 

乳児から幼児になると、できることも増え、理解力も高まってくるため、つい大人と同様に接してしまうこともありますが、まだ生まれてから数年しか生きていません。経験則としてケガをして学んでいくことも大切ですが、不要なリスクは大人が環境を整えることで排除しつつ、日々の生活の中で子ども達自身でも考えられる機会を設け、自ら危険と安全について意識できるようかかわれると良いですね。

 

次回、3月は「生活習慣について(幼児クラス)、危険と安全について(3歳児クラス)、正しいマスクの着用方法について(5歳児クラス)」の予定です!

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