初めてのハサミ～２歳児クラス
「初めてのハサミ」というと”ハサミのお稽古”などというワードを連想させます。
今回、２歳児クラスがアートの中で初めてハサミを使用しました。ハサミの練習ではなくハサミを通しての表現です。
ハサミは経験の有無によって使い方に慣れていたり全く扱えなかったりします。敢えて「こう使うもの」という指導はしません。子どもたちはハサミを前に、刃にそっと触れてジーと見つめていたり、指を入れるにも試行錯誤して向きが反対になったり、見守る大人はヒヤヒヤの連続です。
子どもたちは、１時間以上も切ることに夢中になっていました。その中で、教えられなくても自分で切りやすい持ち方を見出していました。安易に使い方を知って苦労せずにできることよりずっと多くの迷いや戸惑いの中で「こうするんだ」と気づいていくことは、指導型の経験とは比べ物にならないほどの思考力を働かせて確実な力となることでしょう。
そして、個性豊かな作品に子どもたち一人ひとりの過程が感じられます。
切ったものは紙より安定して切ることが出来る紙皿と紙コップです。着色できるペンや色鉛筆もありました。また、マスキングテープも準備していました。
園見学・説明会予約
大切なお子様を預かる場所です。ぜひ、お子様と一緒に見学に来て下さい。
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