ART 初めてのハサミ ～２歳児クラス
2歳児クラスの子ども達は保育園ではさみを使うのは今回が初めての経験でした。
保育者ははさみの使い方を敢えて指導しませんが細心の注意を払いながら見守っています。
はさみのグリップをどう握ると刃が開き、どう指を動かすと切れるのか、子ども達はそれぞれに試行錯誤していました。
自分の握力や指先の動きでは、通常の持ち方は切りにくいと判断した子たちは独自の持ち方ではさみを使っていました。そのはさみの使い方は一見すると危なっかしく見えますが、一心に手元に集中する姿からは危険を回避する慎重さがありました。
何枚もの紙皿を切る、ひたすら細かく切る、花びらの様に縁に切れ目を入れる、着る行為のこだわりもそれぞれです。また、ポスカのペン先を押し付けるとインクが染み出る事を発見し、絵の具の様にインクを溜め、紙皿に描く、体や机に描き、さらに養生テープも加わるなどしながら、自由に表現を展開させていました。
こうして、はさみの使い方も、造形表現も、唯一の正解を教えられるのではなく、答えのない中で自分としての最善を見つけ出す経験が、この時期何よりも大切なことだと考えています。
今回のARTで用意したモノ
・はさみ
・紙コップ
・紙皿
・不透明水性ペン
・水彩筆ペン
園見学・説明会予約
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